<音楽療法の治療構造>


<音楽の特徴>

人と人との触れ合い

コミュニケーション

自己表現

成長していく 等の媒体となる治療上の利点

 

<音楽療法の適応>

ペインマネージメント

ストレス緩和

出産

 

・精神分析的理解

几帳面 、強迫的 、意欲的 、正義感のある人は、ストレスを溜めやすい

→偏頭痛、胃潰瘍、鬱状態、心筋症

 

精神分析行動理論等による評価で

不足しているものを補ってあげる

 

学習理論 (心理療法)

 

コミュニケーションのうえで、

安心感をもつための方法として音楽がある。

 


 

グループダイナミックス

集団は、構成員個々の個人心理力の緩和以上の性質を持っている


<治療者とは>

 

自信、自己認識

現実認識

想像力、自発性 一人ひとり違う

目的達成への意欲

柔軟性、ユーモア

 

<自分たちで自分なりの方法>

「グループセッション・個人セッション」

→グループ時も、個人データとして利用できなければ意味が無い

 

 

本質の理解>

なぜその人が歌わなかったか?

――単に「歌っていなかった」という浅い評価では意味がない

 


一人一人を相手していると

莫大なエネルギーが必要となる

 

構造を上手く設定する事でエネルギーの節約が出来る

 


 

<セッションの意味>

 

各療法の相互間系

精神療法 ・音楽療法

 

 

<集団療法>

 グループ←→理性的集団←→集団防衛←→原始GM

構造を柔らかくするのが音楽

 

・心を開いてもらう(対話する事で安心感を持ってもらう)。

               会話 ← 楽しみ、やる気が出る

・自主性を持ってもらう(発言を誘い、大切に扱う。意思を持ってもらう)

・プライドを保証する(クライエントの価値観を理解して尊重する)

・治療目標に添って、その時に最もふさわしい音楽を配列する技術を養う

 


<テクニック>

 

上手い、下手ではなく

機能的に理解しているか?

本質的なものが入ってきているのか?

 

 

・歌う(季節の歌、思い出の歌、楽しむ歌などを果物、花、新茶等の物を提示して導入)

・言語(はっきり、ゆっくり、掛け声等による強い発音)

・頭の体操 (知らない歌を憶える、暗記する。考える、カタカナを読む)

・即応(替え歌、伴奏のテンポに合わせる)

・手の運動(手遊び、ひねる、手首を柔らかく、曲げ伸ばしなど)

・体操(ボンボン体操、棒体操、ビーンズバック、歌体操)

・指(一本ずつの独立、曲げ伸ばし)・足・目(目玉を上下左右に動かす。開閉)の運動

・呼吸(たっぷり吸って、少しずつ全部吐く。長いフレーズの歌)

・発声(遠くまで届く声。高い声、強い声)

・伴奏のテクニック(ハンドサイン、合いの手)

・片手は演奏しながら、もう一方の手で制止させる。

・危険な状態と判断した場合は、すぐに伴奏を止める。

・ゲストがいる状態をなくす

 (オブザーバー=観察者や傍観者がいるという構造を作らない)

・テーブル=心理的距離を保つ手段

・クライエントの好みの曲、感情を理解

 

 

<やるべきこと>

計画性・方向性のあるセッション

評価

クライエントのプライドの保証

 

 <やってはいけないこと>

クライエントの横・後でじっと見ているだけ(傍観者になっている)

クライエントの横で、大きな声で歌いたてる

クライエントの手を取り手拍子を打たせる、利用者の体を叩いてリズムを取る

唄が終わるたびに拍手を促す

クライエントへの質問に答える

話の主導権を握ろうとする、一人で語り続ける

問題行動のあるクライエントに対して、1から10まで束縛する

 等の行動を、クライエントに対する状況把握の無いまま行うこと

 

 もくじ/高齢者への音楽療法の意義/音楽療法とは/「音楽教育」と「音楽療法」〜セラピストとは〜/現場における自己の存在/新入社員のための研修資料1/歴代歌謡曲ベスト3/職場内研修「ノーマライゼーション」/新入社員のための研修資料2/言語聴覚司法制定までの動き/院内音楽療法勉強会レジメ